こんにちは、デジサブガイドのサブロイドです。
VPNを選ぼうとして、「結局どれなら安全なの?」「無料VPNを使っても大丈夫?」「NordVPNやProton VPNは何が違う?」と迷っていませんか。
VPNは、スマホやパソコンからインターネットへ出ていく通信を暗号化し、接続元のIPアドレスをVPNサーバーのものへ置き換えられるサービスです。カフェやホテルなどの公共Wi-Fiを使うときの通信保護、プライバシー対策、海外旅行中のインターネット利用などで役立ちます。
ただ、VPNという名前が付いていれば、どのサービスでも同じように安全というわけではありません。VPN事業者には通信が集まるため、今度は「そのVPN事業者を信用できるのか」が重要になります。
そこでこの記事では、単純な料金やサーバー数ではなく、ノーログ方針、第三者監査、キルスイッチ、サーバー構成、運営の透明性といった安全面を中心に比較します。
この記事のポイント
- 安全なVPNを見分けるための基準
- 無料VPNを選ぶときに注意したいポイント
- 安全性を重視したおすすめVPN5サービスの違い
- 用途別に自分に合うVPNを選ぶ方法
VPNのおすすめを安全性で選ぶ基準
安全なVPNを選ぶときは、「暗号化されています」という一言だけで判断しないことが大切です。現在の主要VPNでは高度な暗号化自体は珍しくありません。その先にある、通信記録をどう扱うのか、接続が切れたときにどう守るのか、運営会社の説明を第三者が確認しているのかまで見ていきましょう。

一番安全なVPNの見分け方
「一番安全なVPNはどれですか?」と聞かれることがありますが、私は1社だけを絶対的な1位として決めるより、複数の条件を満たしているかを見るほうがいいと考えています。
例えば、NordVPNはノーログ方針の外部検証を繰り返しており、RAM-onlyサーバーやキルスイッチなども備えています。一方、Proton VPNはノーログ監査に加えてアプリをオープンソース化しているのが特徴。Mullvad VPNはメールアドレスを使わず番号ベースでアカウントを作れるなど、そもそも利用者から集める個人情報を少なくする設計に重点を置いています。
つまり、「安全」という言葉にも少しずつ意味の違いがあります。

| 確認する項目 | チェックする理由 |
|---|---|
| ノーログ方針 | 閲覧履歴や接続元IPなどを保存する方針になっていないか確認する |
| 第三者監査 | 事業者自身の宣伝だけでなく外部から検証されているかを見る |
| キルスイッチ | VPN切断時に通常回線へ通信が流れるのを防ぎやすくする |
| DNS・IP漏洩対策 | VPN外へ通信情報が漏れるリスクを抑える |
| 運営会社・法的管轄 | どこの法律やデータ開示制度の影響を受けるのか確認する |
| アプリの更新状況 | 脆弱性への対応や新しいOSへの対応状況を判断する |
ここで覚えておきたいのが、「ノーログと書いてあるから安全」だけでは判断材料として足りないということです。外部監査の有無、実際のアプリやサーバー構成、問題が見つかったときの情報公開まで合わせて見たほうが納得して選べますよ。
◆サブロイドのワンポイントアドバイス
VPNを比較するとサーバー数や割引率に目が行きますが、安全性を優先するなら最初に「誰が運営して、どんなデータを残して、外部から検証されているか」を見ています。この3点だけでも、かなり比較しやすくなります。
ノーログと第三者監査
VPN選びで特に重要なのがノーログポリシーです。
ノーログとは、簡単に言えばVPN利用中の閲覧履歴や通信内容などを、後から利用者の行動を追跡できる形で保存しないという考え方です。ただし、「ノーログ」という言葉の使い方は会社によって完全に同じではありません。
VPNサービスを提供するためには、アカウントのメールアドレスや料金の支払い情報、問い合わせ履歴などを扱うことがあります。そのため、ノーログ=会社が利用者について一切の情報を持たないという意味ではない点には注意してください。
私がより重要だと考えるのは、その会社が何を記録し、何を記録しないのかを具体的に説明していること。そして、その説明どおりに運営しているのかを第三者に確認させていることです。
NordVPNはノーログの外部検証を複数回実施しています。Proton VPNも独立した第三者によるノーログ監査を継続しており、さらにアプリのソースコードを公開。SurfsharkもDeloitteなどによるノーログ検証を受けています。ExpressVPNはTrustedServerやプライバシー方針について複数の外部監査を行ってきました。
一方、監査を受けているからといって、将来にわたって問題が絶対に起きないことを意味するわけではありません。監査には対象となる期間やシステムがあります。そのため、私は「監査済み=永久保証」ではなく「外部に検証させる仕組みを持っている」ことを評価しています。
ノーログを見るときのポイント
閲覧履歴、DNS問い合わせ、接続元IPアドレス、接続時刻などについて、具体的に何を保存しないのか確認しましょう。メールアドレスや決済情報の保存と、VPN利用時の通信ログは分けて考えることが大切です。
NordVPNについて安全性だけでなく料金や速度、使用感まで詳しく確認したい場合は、NordVPNの評判や料金を検証した記事も参考にしてください。
キルスイッチと漏洩対策
VPNへ接続していても、Wi-Fiの切り替えや回線トラブルなどによってVPNサーバーとの接続が一時的に切れることがあります。
そのとき通常回線へそのまま戻ってしまうと、本来VPNを通していた通信がVPN外へ流れる可能性があります。そこで役立つのがキルスイッチです。
キルスイッチはVPN接続が切断されたときにインターネット通信を遮断し、VPNを通していない状態で通信が続くのを防ぐための機能。特に公共Wi-Fiを頻繁に使う場合や、常時VPN接続したい場合には確認しておきたい機能ですね。
もう1つ確認したいのがDNSリークやIPアドレスの漏洩対策です。Webサイトへアクセスするときには、ドメイン名から接続先を調べるDNSという仕組みが使われます。VPNへ接続していてもDNSの問い合わせが通常回線側へ出れば、通信に関する情報の一部がVPN外へ流れることがあります。
主要VPNではDNS保護やIPv6への対応などが行われていますが、OS、ブラウザ、ネットワーク構成によって結果が変わる場合もあります。そのため、機能表に「漏洩防止あり」と書いてあるだけで全環境が完全に安全だと決めつけないことも大切です。
キルスイッチを有効にすると、VPNへ接続できないときに「Wi-Fiにはつながっているのにインターネットが使えない」という状態になる場合があります。故障と勘違いしやすいので、VPN接続トラブルが起きたときはキルスイッチの設定も確認してください。
無料VPNは危険なのか
「無料VPNは危険ですか?」という疑問はかなり多いです。
結論から言うと、無料だから必ず危険とは言えません。ただし、提供元を確認できない無料VPNを何となく選ぶのはおすすめしません。
VPNにはサーバーの設置、回線、アプリ開発、セキュリティ対策、サポートなど継続的な費用がかかります。利用料金を取らないサービスの場合、「その運営費をどこから得ているのか」を考える必要がありますよね。
例えば広告収入で運営しているサービスもあれば、有料プランへ移行してもらうことを前提に無料版を提供するサービスもあります。問題になるのは、プライバシーポリシーが不明確だったり、必要以上の利用データを収集したりするVPNです。

その中で無料VPNを選ぶなら、私ならProton VPN Freeを最初に確認します。有料のProton VPNを運営する会社が提供する無料プランで、通信量に上限を設けず、無料版にもノーログ方針が適用されます。
ただし無料版には、有料版ほど自由に接続先を選べない、同時接続台数が少ない、動画配信など一部用途には向かないといった制約があります。
無料VPNを使うならここを確認
運営会社が明確か、プライバシーポリシーが公開されているか、広告や利用データの扱いが説明されているか、無料版を維持できる収益モデルが分かるか。このあたりが曖昧なVPNは避けたほうが無難です。
Proton VPN Freeの登録や制限、実際の使い方については、Proton VPN無料版の使い方を解説した記事で詳しく紹介しています。
iPhoneでもVPNは必要か
iPhoneを使っていると、「Apple製品はセキュリティが高いからVPNはいらないのでは?」と考える方もいるでしょう。
iPhoneだからVPNが常時必須というわけではありません。ただ、iPhoneそのものの安全対策と、インターネットへ接続するときの通信経路をVPNで保護することは別の話です。
例えばホテル、空港、カフェなどのWi-Fiを利用する機会が多い場合、VPNを使うことで端末とVPNサーバーの間の通信を暗号化できます。また、Webサイトへ直接アクセスしたときに見えるIPアドレスをVPNサーバーのものへ変えられるため、IPアドレスを直接相手へ見せたくない場面にも使えます。
一方、自宅の信頼できる回線でWeb閲覧するだけなら、誰にでも24時間VPN接続が必要というわけではありません。VPNを通すことで通信経路が増え、接続先によっては速度や応答時間が変わることもあります。
つまり、「iPhoneだから必要」「iPhoneだから不要」と端末だけで決めるのではなく、どんなネットワークで何をするかで考えるのが分かりやすいですよ。
VPNだけで完全匿名にはならない
VPNについて特に誤解してほしくないのが、VPNへ接続すればインターネット上で完全に匿名になるわけではないという点です。
VPNは接続元のIPアドレスをVPNサーバーのIPアドレスへ置き換え、VPNサーバーまでの通信を暗号化できます。しかし、その状態でGoogleやSNSへ自分のアカウントでログインすれば、サービス側は当然そのアカウントとして利用していることを認識できます。
ブラウザに保存されたCookie、ログイン情報、端末やブラウザの特徴を組み合わせたフィンガープリントなどもVPNとは別の仕組みです。
また、フィッシングサイトへ自分でパスワードを入力してしまった場合、VPNがそのパスワードを自動的に取り戻してくれるわけでもありません。VPNはウイルス対策ソフトやパスワード管理、二段階認証の代用品ではないんですね。

VPNは万能なセキュリティソフトではありません。通信経路やIPアドレスの保護には役立ちますが、フィッシング、危険なファイルの実行、弱いパスワード、アカウント乗っ取りなどは別途対策が必要です。
「VPNを入れたから安全」と考えるのではなく、VPNをオンラインセキュリティの一部として使うのがおすすめです。
VPNのおすすめを安全性で比較
ここからは、安全性に関する情報公開が比較的充実しているVPNの中から、NordVPN、Proton VPN、Surfshark、ExpressVPN、Mullvad VPNを見ていきます。どれか1社がすべての人に一番というより、それぞれ向いている使い方が違います。
安全なVPNおすすめ5選比較
まずは5サービスの違いを大まかに比較してみましょう。料金はキャンペーン、税、為替、契約期間などによって変わるため、ここでは選び方を中心にしています。
| VPN | 安全面の特徴 | 同時接続 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| NordVPN | 複数回のノーログ検証、RAM-only、キルスイッチ | 10台 | 安全性・速度・使いやすさをまとめて重視 |
| Proton VPN | 継続的な監査、オープンソース、Secure Core | 有料版10台 | 透明性やプライバシーを重視 |
| Surfshark | 監査済みノーログ、RAM-only、MultiHop | 無制限 | 家族や多数の端末で使いたい |
| ExpressVPN | TrustedServer、複数の外部監査、キルスイッチ | プランにより10〜14台 | 簡単な操作やテレビ・ルーター利用を重視 |
| Mullvad VPN | 番号式アカウント、ノーログ、外部監査 | 5台 | 登録情報をできるだけ減らしたい |
この中で迷った場合、私は一般的な使いやすさまで含めてNordVPNを最初の候補にします。無料で始めたいならProton VPN、家族で端末数が多いならSurfshark、操作の分かりやすさやルーター利用ならExpressVPN、アカウント情報の少なさまで気にするならMullvad VPNという選び方が分かりやすいでしょう。

NordVPNは総合力で選びやすい
安全性だけでなく速度、対応端末、動画利用なども含めて1つのVPNで済ませたい場合に選びやすいのがNordVPNです。
ノーログ方針については外部機関による検証を複数回受けており、現在ではハードディスクへ永続的にデータを保存しないRAM-only構成も採用されています。VPN接続が切れた場合のキルスイッチや、DNS漏洩対策も用意されています。
通信にはWireGuardをベースにした独自方式のNordLynxを利用でき、速度を重視したいときにも使いやすいのがポイント。一般的なWeb閲覧、公衆Wi-Fi、海外旅行、動画視聴など幅広い目的を1契約にまとめやすいVPNです。
その一方で、料金では注意点があります。長期契約の初回価格は割引率が高いものの、契約終了後の更新料金は初回価格と同じとは限りません。
VPNの料金比較では「月額○ドル」と表示されていても、2年分などを一括で支払う月額換算表示の場合があります。NordVPNに限らず、契約前には初回総額、自動更新後の価格、税、返金条件を確認してください。
安全面だけ突出しているというより、必要な機能が一通りそろっていることがNordVPNの魅力。初めて有料VPNを契約する人にも候補に入れやすいですね。
Proton VPNは透明性重視
プライバシー保護に関する透明性を優先したいなら、Proton VPNはかなり有力な候補です。
Proton VPNを運営するProtonはスイスを拠点としており、VPN利用時のオンライン活動を保存しないノーログ方針を掲げています。それだけでなく、ノーログ運用について第三者監査を継続しているのが特徴です。
さらに大きいのが、Proton VPNのアプリがオープンソースとして公開されていること。誰でもすべてを簡単に確認できるという意味ではありませんが、セキュリティ研究者が実装を確認できる環境が用意されています。
有料版ではSecure Coreも利用できます。これは目的地のVPNサーバーへ直接接続するのではなく、プライバシー面を考慮したSecure Coreサーバーを経由してから目的の国へ出る仕組み。通常の接続より経路が増えるため速度面とのトレードオフはありますが、保護を優先したい場面で使える機能です。
そしてProton VPNを語るうえで外せないのが無料版です。Proton VPN Freeはデータ量の上限を設けず利用できるため、「まずVPNとはどんなものか試したい」という人にも入りやすいでしょう。
ただし、無料版では有料版ほど接続先や機能を自由に使えません。動画配信や特定国への接続などが目的なら、VPN Plusとの違いを確認してから選ぶのがおすすめです。
Proton VPNが向いている人
ノーログ監査やオープンソースなど、運営の透明性を特に重視したい人。無料VPNを使う場合も、提供元が明確なサービスから選びたい人に向いています。
Surfsharkは家族利用向け
自分のスマホだけでなく、家族のスマホ、パソコン、タブレット、テレビなど多くの端末をVPNへ接続したい場合はSurfsharkが選びやすいです。
大きな特徴は、通常の有料契約で同時接続台数が無制限であること。端末数を細かく数えなくてもよいため、家庭内のデバイスが多いほどメリットを感じやすくなります。
安全面ではノーログ方針について第三者による検証を受けており、サーバーはRAM-only構成。Kill Switchに加えて、2つのVPNサーバーを経由させるDynamic MultiHopなどの機能も利用できます。
また、長期契約時の初回料金が比較的低く設定されることが多いのもSurfsharkの魅力でしょう。ただし、ここでも初回の月額換算だけを見るのはおすすめしません。
1カ月契約は長期契約より割高ですし、初回期間終了後の更新価格も確認しておく必要があります。さらに、遠距離サーバーへ接続すると、利用している回線や時間帯によって速度や遅延が変わることがあります。
「安いから安全性を妥協するVPN」という位置づけではなく、監査やRAM-only構成を備えながら、端末数と長期料金で選びやすいサービスという見方が合っています。
Surfsharkの料金や安全性、実際に注意したいデメリットについては、Surfsharkの評判を詳しく検証した記事も参考にしてください。
ExpressVPNは初心者向け
VPNの細かい設定をあまり触らず、スマホやパソコン、テレビ、ルーターなどで使いやすいサービスを選びたい場合はExpressVPNが候補になります。
ExpressVPNは独自プロトコルのLightwayを採用しており、操作画面も比較的シンプルです。接続する国を選び、VPNへ接続するという基本操作が分かりやすいので、「専門的な設定画面を見るとちょっと身構えてしまう」という人にも扱いやすいでしょう。
安全面で特徴的なのがTrustedServerです。VPNサーバーをRAM上で動作させ、再起動時にデータが残り続けない構成を採用しています。TrustedServerやノーログ方針、Lightwayなどについて外部企業による監査も複数実施されています。
また、ルーター環境への対応が充実しているのもExpressVPNの特徴。VPNアプリを直接インストールできない機器までまとめて保護したい場合は検討しやすいでしょう。
以前は価格の高さが大きなデメリットでしたが、現在はBasic、Advanced、Proという複数プランから選べます。ただし、上位プランにするとVPN以外の機能も増えるため、「VPNだけ必要なのか」「追加機能まで使うのか」を確認してから選ぶのがおすすめです。
◆サブロイドのワンポイントアドバイス
ExpressVPNは機能表の数字だけを見るより、「設定で迷いにくいこと」に価値を感じる人向けだと思います。VPNは契約しただけでは意味がないので、面倒になって使わなくなるくらいなら、操作しやすさを優先するのも立派な選び方です。
Mullvad VPNは匿名性重視
VPN事業者へ渡すアカウント情報そのものを少なくしたい場合はMullvad VPNがかなり特徴的です。
一般的なVPNでは契約時にメールアドレスを登録しますが、Mullvad VPNではランダムに生成された番号をアカウントとして利用できます。アカウント作成にメールアドレスを必要としないため、サービス側が最初から持つ利用者情報を減らせるのが大きな違いです。
ノーログ方針も明確にしており、通信内容、DNSリクエスト、接続元IPアドレスなどの活動ログを保存しない方針を掲げています。アプリやインフラ、アカウント関連システムなどについて外部のセキュリティ監査も実施。
VPN接続が失われたときに通信を止めるキルスイッチも備えています。
また、長期契約だけ極端に安くする方式ではなく、基本料金を一定にしているのもほかのVPNとかなり違うところ。数年間の契約へ縛られたくない人には分かりやすい料金体系です。
一方で、動画配信サービスの利用や初心者向けの便利機能を最優先する場合は、NordVPNやExpressVPNなどのほうが使い方に合うことがあります。Mullvad VPNは、豪華な付加機能よりも「VPN事業者へ渡す情報を減らしたい」という考え方に魅力を感じる人向けですね。
Mullvad VPNが向いている人
メールアドレスを含め、VPN事業者へ渡す個人情報をできるだけ減らしたい人。動画や付加機能よりプライバシー設計を優先する人に向いています。
用途別に安全なVPNを選ぶ
ここまで5サービスを見てきましたが、最後は自分の目的に合わせて候補を絞ると選びやすくなります。
| 重視すること | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 迷ったら総合力 | NordVPN | 監査、安全機能、速度、対応用途のバランスを取りやすい |
| プライバシーの透明性 | Proton VPN | 継続監査、オープンソース、Secure Coreが特徴 |
| 家族や端末数の多さ | Surfshark | 有料契約で同時接続台数が無制限 |
| 簡単な操作やルーター | ExpressVPN | 対応機器が広く操作も比較的分かりやすい |
| 登録情報を減らしたい | Mullvad VPN | メールアドレス不要の番号式アカウント |
| 無料から始めたい | Proton VPN Free | ノーログ方針を無料版にも適用し通信量上限なし |
動画配信サービスが目的の場合は、さらに自分が利用したい動画サービスへの対応状況も確認してください。VPNからのアクセスを動画配信側が判定する仕組みは変わるため、「現在使える」と確認できても将来ずっと利用できる保証ではありません。

海外旅行や出張で使う場合も同じです。国によってVPNに関する法律や規制が異なり、状況が変わることもあります。渡航前に現地の最新ルールとVPN事業者の案内を確認してください。法律に関する最終的な判断が必要な場合は専門家へご相談ください。
一方、仕事で会社のシステムへ特定のIPアドレスから接続する必要がある場合は、通常の共有IPではなく固定IPが必要になるケースもあります。NordVPNの固定IPについては、NordVPNの固定IPが必要になるケースを解説した記事も参考にしてください。
◆サブロイドのワンポイントアドバイス
私はVPNを選ぶとき、「一番人気はどれ?」ではなく「何を守りたいのか」を先に決めるのがおすすめだと思っています。公共Wi-Fi、家族利用、動画、仕事、匿名性では必要な機能が変わるので、目的を1つ決めるだけで候補はかなり絞れますよ。
安全なVPNに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 一番安全なVPNはどれですか?
A. 絶対的に1社だけが一番安全とは言い切れません。一般利用なら、複数回のノーログ検証やRAM-onlyサーバー、キルスイッチなどを備えるNordVPNが総合的に選びやすいです。透明性を特に重視するならProton VPN、登録情報を減らしたいならMullvad VPNも候補になります。
Q2. 無料VPNはすべて危険ですか?
A. 無料だからすべて危険というわけではありません。ただし、運営会社や収益モデル、プライバシーポリシーが分からない無料VPNは慎重に判断してください。無料から始めたい場合は、有料サービスの収益で無料版を維持し、ノーログ方針を明示しているProton VPN Freeなどを候補にすると分かりやすいです。
Q3. VPNを使えば完全に匿名になりますか?
A. 完全な匿名にはなりません。VPNはIPアドレスをVPNサーバーのものへ変え、通信経路を暗号化できますが、Webサービスへのログイン、Cookie、ブラウザフィンガープリントなどは別の仕組みです。VPNはプライバシー対策の一部として利用してください。
Q4. iPhoneにもVPNを入れたほうがいいですか?
A. iPhoneだから常時VPNが必要というわけではありません。ただ、カフェやホテル、空港などの公共Wi-Fiをよく利用する人や、IPアドレスを直接Webサイトへ見せたくない人にはVPNが役立ちます。自宅だけで利用する場合など、必要性は使い方によって変わります。
Q5. VPNを使うと通信速度は遅くなりますか?
A. VPNでは暗号化処理とVPNサーバーを経由する工程が増えるため、何も使わない状態と完全に同じ通信条件にはなりません。ただし、近いサーバーやWireGuard系など高速なプロトコルを選ぶことで影響を抑えられる場合があります。実際の速度は回線、接続距離、混雑、端末などによって変わります。
VPNのおすすめを安全性で選ぶまとめ
VPNのおすすめを安全性から選ぶなら、単に「有名だから」「料金が安いから」という理由だけで決めず、ノーログ方針、第三者監査、キルスイッチ、DNS・IP漏洩対策、運営会社の透明性を確認してみてください。
総合的に選びやすいのはNordVPN。プライバシーに関する透明性を重視するならProton VPN、家族や多数の端末で使うならSurfshark、簡単な操作やルーター利用を重視するならExpressVPN、登録する個人情報そのものを減らしたいならMullvad VPNが候補になります。
無料VPNについても一律に危険とは言えません。ただ、運営会社や収益の仕組みが分からないサービスへ通信を預けるのは慎重になったほうがいいでしょう。無料で試したいなら、Proton VPN Freeのように運営主体やノーログ方針が明確なサービスから検討するのがおすすめです。
迷ったときの選び方
- 総合的なバランスならNordVPN
- 透明性とプライバシーならProton VPN
- 家族や多数端末ならSurfshark
- 簡単な操作やルーター利用ならExpressVPN
- 登録情報の少なさならMullvad VPN
また、どのVPNでも安全性や通信速度、動画配信サービスへの接続を将来にわたって保証できるわけではありません。料金、キャンペーン、返金条件、サーバー数、対応サービスも変更される可能性があります。契約直前には必ず各VPNの公式サイトで最新情報を確認してください。
VPNに関する法律や規制は国によって異なります。海外で利用する場合は現地の最新ルールを確認し、法律面で判断が必要な場合は専門家へご相談ください。