通信・ネット環境

NordVPNとExpressVPNを比較|料金・速度・安全性

※本ページはプロモーションが含まれています。

NordVPNとExpressVPNの料金・通信速度・安全性を比較したイメージ画像。両サービスのロゴと比較項目を左右に配置。

こんにちは、デジサブガイドのサブロイドです。

海外のVPNサービスを調べていると、必ずといっていいほど名前が挙がるNordVPNとExpressVPN。どちらも知名度が高く、通信の暗号化やプライバシー保護に力を入れているサービスです。

ただ、料金プランを見比べると意外な違いが見つかります。長期契約の価格だけでなく、更新料金、接続できる端末の数、追加機能にも差があるんです。

私がVPN選びで大切だと考えているのは、単純に高性能なサービスを探すことではありません。自分の利用目的に必要な機能があり、無理のない料金で使い続けられるかどうかです。

今回はNordVPNとExpressVPNを料金、速度、安全性、動画配信サービスとの相性などから比較します。2026年11月時点で確認できる公式情報をもとに、あなたにはどちらが向いているのか、一緒に見ていきましょう。

この記事のポイント

  • NordVPNとExpressVPNの料金や機能の違い
  • 通信速度・安全性・同時接続台数の比較
  • Netflixや海外旅行で利用する際の注意点
  • 利用目的に合ったVPNと料金プランの選び方

NordVPNとExpressVPNの比較表

まずは、NordVPNとExpressVPNの基本的な違いを確認しましょう。

どちらも有料VPNとして必要な機能をひと通り備えていますが、NordVPNは多彩な保護機能や特殊サーバー、ExpressVPNは操作の手軽さやプランによって増える同時接続台数が特徴です。

料金については2026年11月1日に確認できた公式表示を参考にしています。キャンペーンや購入地域によって変わるため、金額は契約時の目安として見てください。

比較表で見る主な違い

比較項目 NordVPN ExpressVPN
運営拠点・法域 パナマ 英領ヴァージン諸島
主な料金プラン ベーシック・コンプリート・プライム ベーシック・アドバンス・Express Pro
2年プランの月額換算例 3.49米ドル~ 2.99米ドル~
日本向け料金表示の例 表示通貨・キャンペーンにより変動 月額480円相当~
VPNサーバーの展開 約150か国・225拠点 113か国
独自プロトコル NordLynx・NordWhisper Lightway
同時接続台数 10台 10~14台
ノーログポリシー あり・独立監査実施 あり・独立監査実施
キルスイッチ 対応 対応
特殊な接続機能 Double VPN・Onion over VPNなど Lightway・スプリットトンネリングなど
対応機器 PC・スマホ・テレビ・対応ルーター PC・スマホ・テレビ・対応ルーター
返金保証 初回購入から30日間 新規契約者向け30日間
サポート 24時間チャット・メール 24時間チャット・メール

※料金は長期契約における初回割引の一例です。月額換算額は毎月請求される金額ではなく、契約料金を利用期間で割ったものです。税金、為替、購入経路によって支払額は異なります。

NordVPNとExpressVPNの料金、機能、同時接続台数、おすすめの利用者を左右に並べて比較した図解。

比較するときに注目したいポイント

NordVPNは特殊サーバーや追加のセキュリティ機能を幅広く利用したい人に向いています。一方、ExpressVPNはシンプルに使いたい人や、上位プランで10台を超える機器を同時接続したい人に適しています。

今回確認できた長期契約の最安プランでは、ExpressVPNのほうが低価格でした。以前の比較記事ではNordVPNが安いと紹介されていることもありますが、現在の料金を確認して判断することが大切です。

自分に合うVPNの最新料金をチェック

保護機能や特殊サーバーを重視するなら

NordVPN

料金やシンプルな操作性を重視するなら

ExpressVPN

※料金や特典は変動します。初回支払総額と更新料金をご確認ください。

料金と長期契約を比較

VPNを長く使う予定なら、料金の違いは無視できません。両社とも1か月・1年・2年といった契約期間を用意しており、長期契約ほど月額換算額が安くなる傾向があります。

2026年11月1日に確認した米ドル表示の公式料金では、NordVPNのベーシックプランは2年契約に3か月の延長が付き、最初の27か月が94.23米ドルでした。月額換算では3.49米ドルです。

ExpressVPNのベーシックプランは2年契約に4か月の延長が付き、最初の28か月が83.72米ドル。月額換算では2.99米ドルでした。

料金項目 NordVPN ExpressVPN
比較プラン ベーシック ベーシック
初回利用期間 27か月 28か月
月額換算 3.49米ドル 2.99米ドル
初回支払総額 94.23米ドル 83.72米ドル
更新価格の表示例 年額139.08米ドル 年額99.95米ドル

※両社の公式サイトで確認した米ドル建ての初回割引例です。税金が加算される場合があります。価格や延長月数はキャンペーンで変更されます。

この条件なら、月額換算額も初回支払総額もExpressVPNのほうが安くなっています。

NordVPNとExpressVPNの2年プランについて、初回利用期間、月額換算料金、初回支払総額、更新料金を比較した図解。

さらに、ExpressVPNの日本向け料金ページでは、ベーシックの2年プランが月額480円相当、最初の28か月で13,440円という表示も確認できます。円建ての金額は購入するタイミングや決済画面によって異なる可能性があります。

ただし、NordVPNとExpressVPNの割引率は頻繁に変わります。特にブラックフライデーなどの大型セール期間には、契約期間の延長や追加割引が実施される場合もあるでしょう。

そのため、単純に通常価格や割引率だけを比較するよりも、同じ日に両社の決済画面まで進んで、最終的な支払金額を確認するのがおすすめです。

(出典:NordVPN公式「料金プラン」)

(出典:ExpressVPN公式「料金プラン」)

更新料金と契約期間の注意点

VPNの料金で私が特に確認してほしいのが、契約更新時の価格です。

たとえば2年プランを購入した場合、最初の契約期間には大きな割引が適用されていても、自動更新後は通常料金に近い価格になることがあります。

NordVPNのベーシックプランでは、確認した米ドル表示の条件で更新時の年額が139.08米ドルでした。一方、ExpressVPNのベーシックプランは年額99.95米ドルです。日本向けExpressVPN公式ページでは、更新年額14,999円という表示も確認できます。

仮に最初の2年間は安く利用できても、更新後に想定以上の金額が請求されるなら、長期的なお得感は変わってきますよね。

そこで、契約前には初回支払総額と更新料金の両方を確認してください。加えて、延長された無料期間がいつ終了し、次回請求が何日に行われるのかも大切です。

なお、月額換算で500円と表示されていても、500円ずつ毎月支払うとは限りません。長期契約の場合は、初回に契約期間分の料金がまとめて請求される仕組みが一般的です。

自動更新を停止しても返金されるわけではありません

自動更新の停止は、次回の契約更新を防ぐための手続きです。すでに支払った料金の返金を希望する場合は、別途返金申請が必要になります。特に初回購入から30日を過ぎた契約や更新分については、返金保証の対象外になる場合があります。

料金だけを理由に2年プランを選ぶのが不安なら、まず短期契約で使い勝手を確認する方法もあります。ただし、短期契約は月額単価が高めです。返金保証を利用して長期プランを試す場合も、対象条件を確認しておきましょう。

通信速度と安定性を比較

NordVPNとExpressVPNは、どちらも高速通信を重視したVPNです。しかし、どちらが速いのかは利用環境によって変わります。

NordVPNには、WireGuardをベースに独自の仕組みを組み合わせたNordLynxがあります。通信時の処理を効率化し、速度と安全性を両立するためのプロトコルです。

ExpressVPNが採用しているのは、独自開発のLightway。接続開始やネットワーク切り替えに配慮した設計で、スマートフォンなどで利用する場合にも便利です。

どちらも高速通信に適した技術ですが、プロトコルの名前だけで速度の優劣を決めることはできません。

VPN接続時の速度を左右するのは、元のインターネット回線、接続先サーバーまでの距離、利用時間帯、混雑状況、端末性能などです。

たとえば日本国内で利用するなら、通常は日本の近いサーバーに接続するほうが、遠い国のサーバーを経由するより通信遅延を抑えやすくなります。

一方、海外のサーバーを選ぶと、通信が長距離を移動するため、ダウンロード速度だけでなく応答時間にも差が生じる場合があります。

通信速度を比較する際は、下り速度だけでなく、Ping値という通信の応答時間にも注目してください。Ping値が小さいほど、一般的には操作に対する反応が速くなります。

第三者の速度測定結果も参考になりますが、測定環境が違う数値をそのまま並べても、公平な比較にはなりません。

私は、普段利用する時間帯に同じ端末で速度を測り、VPNを使わない状態と接続した状態を比べる方法が現実的だと考えています。両社とも日常的な動画視聴やWeb閲覧に十分な速度を期待できますが、常に一定の速度が出る保証はありません。

サーバー設置国の違い

VPNサービスの使い勝手を左右する要素として、サーバーの設置場所も見逃せません。

NordVPNは世界約150か国、225拠点にサーバーネットワークを展開しています。一方、ExpressVPNは113か国にサーバーを設置しています。

ここで注意したいのは、国数と拠点数は同じ意味ではないことです。ひとつの国に複数の都市や接続拠点を設置している場合もあるため、数字をそのまま比較しないようにしましょう。

両社とも日本サーバーを提供しているので、日本国内から普段の通信を保護する目的なら、いずれも候補になります。

ただ、海外で利用したい国が決まっている場合は話が変わります。たとえば日本から特定の国のサーバーを利用したいとき、その国に接続先がなければ目的を達成できません。

NordVPNは国や地域の選択肢が多く、Double VPNやOnion over VPNなどの特殊サーバーも提供しています。ExpressVPNも幅広い国に対応しており、推奨接続先を自動で選ぶ機能が用意されています。

なお、両社とも一部には仮想的なサーバーロケーションが存在します。表示上の国と物理的なサーバー設置場所が一致しないケースもあるため、所在地を重視する用途では確認が必要です。

結局、サーバー数の多さは選択肢を増やすメリットですが、数が多ければ必ず速いわけではありません。普段使う国や地域の接続品質を確かめることが、実際の満足度につながります。

安全性とノーログ監査を比較

安全性を重視するなら、料金や通信速度より先に確認したい項目です。

NordVPNとExpressVPNは、どちらも通信の暗号化、キルスイッチ、DNS漏洩対策、ノーログポリシーなどを採用しています。

VPNを利用すると、端末とVPNサーバーの間に暗号化された通信経路が作られます。これにより、同じWi-Fiに接続している第三者などから通信内容を盗み見られるリスクを減らせます。

NordVPNではAES-256などの暗号化方式を採用し、NordLynx、OpenVPN、NordWhisperといった接続方式を利用できます。ExpressVPNもAES-256などの暗号化技術を採用しており、Lightwayを中心に安全な通信を提供しています。

さらに重要なのが、利用者の閲覧履歴や通信内容を保存しないというノーログポリシーです。

NordVPNは独立した第三者によるノーログ監査を継続しており、2025年末にDeloitteによる6回目の検証を受けました。この結果は2026年2月に公表されています。

ExpressVPNもKPMGなどによる独立監査を受けており、ノーログの運用やサーバー技術について外部の評価を実施しています。

また、ExpressVPNにはTrustedServerという技術があります。サーバーをRAM上で動作させ、永続的な記憶装置に通信データを残さない設計です。NordVPNもRAMベースのサーバー技術を活用しています。

このように両社ともプライバシー保護に対する取り組みがあり、現時点で一方だけが明らかに安全だと判断できる材料はありません。

ただし、監査が実施されているからといって、すべての危険がなくなるわけではない点も覚えておいてください。

監査は特定の時期や対象範囲について実施されるものです。将来の運用や、利用者の端末に発生するすべての問題まで保証するものではありません。

VPNを使えば完全に匿名になる?

VPNはIPアドレスを接続先のものに置き換えたり、通信の一部を第三者から見えにくくしたりできます。しかし、ログイン中のGoogleアカウント、ブラウザのCookie、端末の位置情報などまで自動的に消えるわけではありません。VPNだけで完全な匿名性を実現できると考えるのは避けましょう。

追加の保護機能とプラン

基本的なVPN機能は両社とも充実していますが、追加機能を比較すると方向性が少し異なります。

NordVPNには、通常のVPN接続に加えてDouble VPN、Onion over VPN、Dark Web Monitor、脅威対策などが用意されています。

Double VPNは通信を2台のVPNサーバーに通す機能です。通常の利用で必須というわけではありませんが、通信経路をさらに分離したい場合に選択肢となります。ただし、サーバーを追加で経由するため、速度が低下する可能性もあります。

Onion over VPNはTorネットワークを組み合わせる機能で、特別なプライバシー対策を必要とする用途に利用できます。

また、NordVPNのコンプリートプランでは、マルウェア対策、危険なサイトの検出、広告やトラッカーのブロック、パスワード管理、暗号化されたクラウドストレージなどを利用できます。

ただし、すべての機能が全端末で使えるわけではありません。デスクトップ限定の機能や、利用できる地域が限られるサービスもあるため、契約前に対応条件を確認してください。

ExpressVPNにも広告ブロック、悪意のあるサイトの遮断、トラッキング対策、パスワード管理機能などがあります。

2026年のプラン構成では、ExpressMailGuardやExpressAIといった付属サービスも提供されており、上位プランほど利用できる機能や上限が増える仕組みです。

専用IPについては、NordVPNが追加オプションとして提供しています。ExpressVPNもベーシックやアドバンスでは追加オプションを利用でき、Express Proには専用IPが含まれています。

専用IPは一般的な共有IPと異なり、自分専用のIPアドレスを使う仕組みです。会社のシステムでアクセス元を登録する場合などに便利ですが、一般的な動画視聴やWeb閲覧だけなら必要性は高くありません。

私なら、VPN以外の保護機能もまとめて利用したい場合に、NordVPNのコンプリートプランを候補に入れます。

一方、すでにウイルス対策ソフトやパスワード管理アプリを利用しているなら、機能が重複する可能性があります。使わない機能のために上位プランを購入する必要はないでしょう。

同時接続台数と対応機器

スマートフォンだけでVPNを使う人もいれば、パソコン、タブレット、テレビなど複数の機器で使いたい人もいるでしょう。

NordVPNは、1つのアカウントで最大10台まで同時接続できます。基本的なVPN機能については、ベーシック、コンプリート、プライムのいずれも10台です。

一方、ExpressVPNはプランによって同時接続台数が変わります。

サービス・プラン 同時接続台数
NordVPN各プラン 10台
ExpressVPN ベーシック 10台
ExpressVPN アドバンス 12台
ExpressVPN Express Pro 14台

以前の比較記事ではExpressVPNが5台や8台までと紹介されている場合がありますが、現在はプランごとに10~14台となっています。

ただし、同時接続台数は基本的に同時にVPNを利用できる機器の数です。アプリをインストールできる機器の総数とは区別してください。

たとえば自宅で夫婦それぞれのスマートフォンとパソコン、子ども用タブレット、テレビなどを使う場合でも、10台あれば十分なことが多いはずです。

両社ともWindows、macOS、iOS、Android、Linuxなどの主要な環境に対応しています。また、Apple TVやAndroid TV、Fire TVなどでも利用できる機種があります。

ゲーム機やVPNアプリを直接インストールできないテレビでは、対応ルーターを経由する方法もあります。ただし、すべての家庭用ルーターにVPN機能を設定できるわけではありません。

ルーター自体にVPNを設定すると、そのルーターにつながる機器をまとめて保護できる場合があります。設定方法や接続台数の扱いは製品によって異なるため、事前に確認が必要です。

10台以内なら大きな差はありませんが、11台以上の機器を同時に利用する可能性があるなら、ExpressVPNの上位プランにメリットがあります。

アプリとサポートの違い

VPNを初めて使う人にとって、アプリの分かりやすさは重要です。

ExpressVPNは、大きな接続ボタンを中心としたシンプルな操作画面が特徴です。自動で推奨サーバーを選ぶ機能もあるので、難しい設定をしなくても利用を始められます。

NordVPNもワンタップで接続できる仕組みを採用していますが、接続先の国や特殊サーバー、通信プロトコルなどを自分で選択できる機能が充実しています。

たとえば、普段は日本サーバーに自動接続して、必要なときだけ海外サーバーやDouble VPNを使うといった設定も可能です。

ただし、選べる機能が多いことは、初心者にとって必ずしもメリットばかりではありません。使わない設定が増えると、操作画面が複雑に感じられる可能性もあります。

その点、ExpressVPNのように必要な操作を少なくしたアプリは、細かな設定に時間をかけたくない人に向いています。

サポートについては、両社とも24時間対応のチャットとメール窓口を提供しています。公式サイトには日本語のヘルプ記事も用意されています。

ただし、日本語で問い合わせた場合でも、常に日本語を母語とするスタッフが対応するとは限りません。自動翻訳などを介した回答になる可能性があります。

◆サブロイドのワンポイントアドバイス

初めてVPNを利用するなら、細かい機能の数よりも「接続が簡単か」「切断したときに分かりやすいか」を大切にするといいですよ。毎日使うものだからこそ、操作の手間が少ないことも立派なメリットです。

NordVPNとExpressVPNの比較と選び方

基本性能を比較すると、NordVPNとExpressVPNはどちらも十分な機能を備えています。では、実際の利用目的ではどちらを選ぶとよいのでしょうか。

ここからは動画視聴、海外旅行、ゲーム、仕事などの利用場面を想定しながら、それぞれが向いている人を具体的に紹介します。

動画配信での視聴の違い

VPNの利用目的として多いのが、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスです。

NordVPNとExpressVPNは、どちらも動画配信サービスでの利用を想定した機能やサポート情報を提供しています。

しかし、ここで大切なのが、VPNを使えば海外の作品を必ず視聴できるわけではないという点です。

Netflixなどの動画配信サービスは、作品ごとに配信権を管理しています。そのため、接続している国や地域、契約プラン、アカウントの情報などによって視聴できる作品が異なります。

VPNサーバーのIPアドレスが動画配信サービス側に検知されると、再生エラーが発生したり、一部の作品が表示されなくなったりする可能性があります。

特にNetflixは公式ヘルプで、VPN経由の利用では世界共通の配信権を持つ作品しか表示されない場合があると説明しています。

さらに、Netflixの広告つきプランやライブイベントはVPN経由での視聴に対応していません。この制限はNordVPNとExpressVPNのどちらを選んでも変わりません。

たとえば海外旅行中に日本のNetflixを見たい場合、日本のVPNサーバーに接続しても、希望する作品が必ず再生されるとは限らないわけです。

一方、一般的な動画視聴に必要な通信速度については、両社とも十分な性能を期待できます。特別な理由がなければ、まず普段利用する動画サービスとの相性を優先するとよいでしょう。

動画配信サービス向けのVPNをほかのサービスも含めて比較したい場合は、動画配信サービスにおすすめのVPN3選も参考にしてください。

また、NetflixをVPN経由で利用するときの制約については、Netflix視聴にVPNを使うメリットと注意点で詳しく解説しています。

VPNを契約するだけで海外限定作品を視聴できるとは限りません

動画配信サービスの利用規約や配信権の制限を確認してください。VPNで接続地域を変更しても、作品の視聴やサービスの利用が保証されるわけではありません。特定の作品だけを目的として長期契約する場合は、特に慎重な判断が必要です。

海外旅行や中国で使える?

海外旅行や出張中にVPNを利用したい場合、利用する国や地域のインターネット環境が重要になります。

日本から海外へ旅行すると、ホテルや空港、カフェなどの公共Wi-Fiを使う機会が増えます。こうした通信環境では、VPNによる暗号化が通信内容を保護する手段のひとつになります。

NordVPNとExpressVPNは、どちらも海外から利用できるサーバーネットワークを持ち、スマートフォン向けアプリも提供しています。

ただし、中国やロシア、イランなど、一部の国や地域ではVPNサービスへの接続が制限されることがあります。

NordVPNは、VPN通信を通常のインターネット通信に近い形で見せる難読化サーバーを提供しています。さらに、制限されたネットワークへの接続を目的としたNordWhisperというプロトコルもあります。

ExpressVPNもネットワーク規制への対応を進めており、接続方式の改良やアプリの更新を継続しています。

しかし、どちらも規制の厳しい地域で常に接続できると保証しているわけではありません。

特に中国では、渡航時期や通信会社、接続先によって利用できる状況が変わることがあります。そのため「ExpressVPNなら必ず使える」「NordVPNなら規制を回避できる」といった断定的な比較は適切ではありません。

渡航前には、現地の法律とVPN各社の最新サポート情報を確認してください。VPNの利用自体が制限されている地域では、法的な問題にも注意が必要です。

また、出発してからアプリを入手しようとしても、現地のアプリストアや公式サイトに接続できない可能性があります。合法的に利用できる地域で必要な準備を済ませておくことも大切でしょう。

海外で利用する場合は、VPNだけに通信手段を頼らず、現地SIMやeSIM、利用可能な通信サービスなども含めて準備するのがおすすめです。

ゲームと仕事で使う場合

オンラインゲームやリモートワークでVPNを使う場合は、動画視聴とは異なるポイントが重要になります。

オンラインゲームでは、通信速度に加えてPing値が重要です。画面内の操作がサーバーに届くまでの時間が長くなると、操作に遅延が生じる可能性があります。

NordVPNのNordLynxとExpressVPNのLightwayは、どちらも効率的な通信を目的として開発されていますが、実際のPing値は接続先によって変わります。

ゲーム目的なら、通常は物理的に近いVPNサーバーを選ぶほうが有利です。遠い国のサーバーを経由すると、元の回線より応答時間が長くなる場合があります。

なお、VPNを使用したからといってゲームのPing値が必ず改善するわけではありません。インターネット事業者の通信経路によっては改善する場合もありますが、逆に遅くなることもあります。

仕事で利用する場合は、速度だけでなく接続の安定性やキルスイッチが重要です。

キルスイッチは、VPN接続が突然切れたときに通信を遮断する機能です。通常回線に自動的に戻ることで、意図しない通信が発生するリスクを減らせます。

また、仕事用のアプリだけVPN経由にする、あるいは特定のアプリをVPNの対象から除外するといった分割トンネリングも便利です。ただし、対応するOSや利用条件には違いがあります。

NordVPNは専用IPの追加オプションやMeshnetなど、用途に応じた機能も提供しています。ExpressVPNも専用IPや対応ルーターを活用した接続が可能です。

ただし、会社で指定されたVPNやセキュリティ設定がある場合、個人契約のVPNを代わりに使えるとは限りません。業務利用では必ず勤務先の規定を確認してください。

無料体験と返金保証の仕組み

NordVPNとExpressVPNには、どちらも30日間の返金保証があります。

ただし、30日間の返金保証と30日間の無料体験は同じではありません。

返金保証の場合、最初に契約料金を支払い、対象期間内に必要な手続きを行うことで返金を受ける仕組みです。

NordVPNでは、原則として初回購入から30日以内の新規契約が対象になります。更新後の契約や購入経路によっては対象外になることがあります。

ExpressVPNも新規契約者向けに30日間返金保証を提供しています。ただし、App StoreやGoogle Playなどを通じて購入した場合は、公式サイトで直接契約した場合と返金条件が異なります。

また、ExpressVPNではiOSとAndroid向けに短期間の無料トライアルが用意される場合があります。公式案内では3日間の無料体験が紹介されていますが、利用条件や終了後の課金には注意してください。

一方、NordVPNも返金保証を利用して試す方法を案内しています。利用する端末やストアによって、無料トライアルの提供状況が異なる場合があります。

どちらも無料プランを常設しているわけではないため、無料で使い続けることは基本的にできません。

返金保証を利用するときの確認事項

初回購入日、返金申請の期限、購入したストア、返金手続きの方法を確認しましょう。自動更新を停止するだけでは返金申請が完了しない場合があります。

実際の返金可否は契約条件によって判断されるため、申し込み前に最新の返金規約を確認しておくと安心です。

私なら、試用期間中に普段使っているWi-Fiとモバイル回線の両方で接続し、速度、アプリの操作性、利用したいサービスとの相性を確かめます。

特にVPNを常時利用する予定なら、数分間だけでなく、時間帯を変えて接続状況を確認すると判断しやすくなります。

NordVPNがおすすめの人

ここまでの比較から、NordVPNはVPNの基本機能に加えて、さまざまなセキュリティ機能を活用したい人に向いていると考えます。

特に、海外の複数の地域に接続することが多い人や、特殊サーバーを用途に応じて使い分けたい人には魅力があるでしょう。

NordVPNは世界約150か国にサーバーを展開しており、通常のVPN接続以外にもDouble VPN、Onion over VPN、NordWhisperなどを利用できます。

また、コンプリートプランでは危険なWebサイトへの対策、パスワード管理、クラウドストレージなどを組み合わせて使えます。

ただし、これらの機能がすべての人に必要というわけではありません。普段のインターネット通信を暗号化するだけなら、基本プランでも十分に対応できます。

NordVPNが向いているのは、次のような人です。

  • VPN以外のセキュリティ機能も活用したい人
  • さまざまな国や地域のサーバーを利用したい人
  • Double VPNなどの特殊な接続機能を使いたい人
  • 接続先や通信プロトコルを細かく設定したい人
  • 10台以内の機器をまとめて保護したい人

VPNとしての基本機能があれば十分なら、NordVPNのベーシックプランから検討してみてください。

追加機能が必要になった場合には、コンプリートなどの上位プランも候補になります。ただし、変更時の料金や残り契約期間の扱いは確認しておきましょう。

基本機能から追加の保護機能まで、目的に合うプランを選べます。

NordVPN

※ベーシックと上位プランの機能差・最新料金を公式サイトで確認できます。

ExpressVPNがおすすめの人

ExpressVPNは、設定の簡単さや現在の長期契約料金を重視する人に向いています。

大きな接続ボタンを中心とした操作画面は、VPNを初めて利用する人にも分かりやすい構成です。接続先を細かく設定しなくても、推奨サーバーを選んで利用できます。

また、現在確認できる2年プランの料金では、ExpressVPNのベーシックがNordVPNのベーシックより安い条件になっています。

ExpressVPNの上位プランは、同時接続台数が12台、14台と増えることも特徴です。複数のスマートフォンやパソコン、テレビなどを同時に利用したい場合に便利でしょう。

ExpressVPNが向いているのは、次のような人です。

  • できるだけ簡単にVPNを使いたい人
  • 現在の長期契約料金を重視する人
  • 10台を超える機器を同時に接続したい人
  • 独自のLightwayプロトコルを利用したい人
  • アプリの設定項目が少ないほうが好みの人

基本的なVPN接続だけで十分なら、ExpressVPNのベーシックプランが有力な候補です。

なお、ExpressVPNのベーシックにも広告や悪質なサイトのブロックなどが含まれています。上位プランだけでなく、最安プランで利用できる機能を確認してみるとよいでしょう。

◆サブロイドのワンポイントアドバイス

VPNを選ぶときは「機能が多いからお得」とは限りません。接続ボタンを押して安全にインターネットを使えれば十分という人も多いはずです。自分に必要な機能を考えると、意外と基本プランで足りることもありますよ。

料金と使いやすさを重視するなら、まずベーシックプランを確認。

ExpressVPN

※初回料金・更新料金・同時接続台数は、プランごとに確認してください。

申込前に確認するポイント

どちらを選ぶ場合も、契約ボタンを押す前に確認しておきたいことがあります。

NordVPNとExpressVPNの契約前に確認したい初回料金と更新料金、対応機器、30日間返金保証、利用目的の4項目をまとめたチェックリスト図解。

まず重要なのは、購入先が正規の公式サイトまたは正規のアプリストアであることです。VPNは通信の保護を目的として利用するものなので、不審な配布サイトからアプリをダウンロードすることは避けてください。

次に、料金プランの内容を確認します。月額換算額だけではなく、実際の請求額、契約期間、更新日、更新時の料金まで見ておきましょう。

また、使いたい機器が対応しているかも大切です。スマートフォンで使うだけなら大きな問題になりにくいものの、テレビやルーター、古いパソコンなどでは利用条件が異なります。

動画配信サービスを目的に利用する場合は、希望する作品やサービスがVPN経由でも利用できるとは限らない点に注意してください。

さらに、VPNの機能はOSによって違いがあります。Windowsでは利用できる機能が、iPhoneやMacでは使えないこともあります。

特に分割トンネリング、キルスイッチ、広告ブロックなどを重視するなら、自分の端末で利用可能かどうかを確認する必要があります。

返金保証を利用する予定なら、購入経路と申請期限も重要です。返金条件は購入したストアやプランによって異なる場合があります。

最後に、VPNに過剰な期待をしないことも大切だと思います。

VPNは通信経路の暗号化やIPアドレスの保護に役立ちますが、詐欺サイト、ウイルス、不正ログインなどのすべてを防ぐものではありません。

利用する端末の更新、パスワード管理、二段階認証など、基本的な対策も続けていきましょう。

契約前の最終確認

料金・更新条件・機能・返金規約は変更されることがあります。正確な情報はNordVPNとExpressVPNの公式サイトをご確認ください。海外利用時の法規制など判断が難しい事項については、必要に応じて現地の法律に詳しい専門家にご相談ください。

NordVPNとExpressVPNのFAQ

Q1. NordVPNとExpressVPNはどちらが安いですか?

A. 2026年11月1日に確認した公式料金では、2年契約のベーシックプランはExpressVPNのほうが安い条件でした。米ドル表示の月額換算額はNordVPNが3.49米ドル、ExpressVPNが2.99米ドルです。ただし、料金やキャンペーンは変動します。初回支払額だけでなく、更新料金と利用期間も比較してください。

Q2. NordVPNとExpressVPNはどちらが速いですか?

A. どちらも高速通信に適した独自プロトコルを備えており、一方が常に速いとは言い切れません。NordVPNはNordLynx、ExpressVPNはLightwayを採用しています。通信速度は回線環境やサーバーの場所、混雑状況によって変わるため、普段利用する端末と時間帯で確認するのがおすすめです。

Q3. NordVPNとExpressVPNは安全ですか?

A. 両社とも通信の暗号化、キルスイッチ、ノーログポリシーなどを採用し、第三者による独立監査も実施しています。ただし、VPNだけで完全な匿名性を確保できるわけではありません。端末の更新や二段階認証なども併用し、基本的なセキュリティ対策を続けることが大切です。

Q4. Netflixを見るならどちらがおすすめですか?

A. NordVPNとExpressVPNはどちらも動画視聴用途の候補になります。ただし、NetflixがVPN経由のすべての作品の再生を保証しているわけではありません。特に広告つきプランとライブイベントはVPNでの視聴に対応していません。希望する作品だけを目的に契約する場合は、利用規約と実際の視聴可否を慎重に確認してください。

Q5. 30日以内なら必ず返金してもらえますか?

A. 両社とも30日間の返金保証を提供していますが、購入経路や契約状況などによって条件が異なります。基本的には新規契約が対象で、更新分やアプリストア経由の購入には別の規定が適用される場合があります。また、自動更新を停止しただけでは返金申請にならないこともあります。必ず返金規約を確認し、期限内に必要な手続きを行ってください。

NordVPNとExpressVPNの比較まとめ

NordVPNとExpressVPNを比較すると、どちらも安全性や通信速度に配慮したVPNですが、機能の構成や料金プランに違いがあることが分かります。

2026年11月時点の公式料金では、長期契約のベーシックプランはExpressVPNのほうが安い条件でした。一方、NordVPNは特殊サーバーや追加のセキュリティ機能が充実しています。

選び方をまとめると、次のとおりです。

  • 現在の長期契約料金を重視するなら:ExpressVPN
  • 追加のセキュリティ機能を重視するなら:NordVPN
  • 簡単な操作で利用したいなら:ExpressVPN
  • 特殊サーバーや接続設定を活用したいなら:NordVPN
  • 11台以上の機器を同時接続するなら:ExpressVPNの上位プラン
  • 動画視聴が目的なら:利用するサービスの規約と視聴条件を優先

私の考えでは、総合的なセキュリティ機能の充実度を重視するならNordVPNが魅力的です。ただし、基本的なVPN機能だけを求める場合は、現在の料金と操作性からExpressVPNも十分おすすめできます。

どちらを選ぶ場合でも、初回料金だけで判断せず、更新料金や必要な機能を確認することが大切です。

迷った場合は、返金保証の条件を確認したうえで、実際の通信環境で使い勝手を確かめてみてください。

VPNは一度契約したら終わりではなく、日常的に使い続けるサービスです。あなたにとって使いやすく、納得できる料金のサービスを選ぶことが、長く利用するうえで何より大切だと思います。

自分に合うVPNの最新料金をチェック

保護機能や特殊サーバーを重視するなら

NordVPN

料金やシンプルな操作性を重視するなら

ExpressVPN

※料金や特典は変動します。初回支払総額と更新料金をご確認ください。

-通信・ネット環境