楽天モバイルが提供している最強プランには、通常の音声通話付きプランに加えて、データ通信専用のデータタイプという選択肢が用意されています。楽天モバイルの楽天 最強 プラン データ タイプ 違いについて調べていると、月額料金が同じなのに何が違うのか、自分にはどちらが合っているのか疑問に思うことも多いですよね。特に楽天モバイルのデータタイプは本人確認が楽天カード会員なら不要で最短3分で開通できるという手軽さが魅力ですが、一方で楽天モバイルのデータタイプはMNPが利用できないといった契約上の制約や、楽天モバイルのデータタイプは通話できないという機能面での注意点も存在します。この記事では、後から楽天モバイルのデータタイプを変更したくなった時の手順や、楽天モバイルのデータタイプでSMSが正しく利用できるかなど、契約前に知っておきたいポイントを分かりやすくまとめてみました。
この記事のポイント
- 通常タイプとデータタイプの機能面や電話番号における決定的な違い
- 楽天カード会員がデータタイプを選ぶ際の手続き上の大きなメリット
- データタイプを選ぶと受け取れなくなる高額ポイント還元の注意点
- 自分の用途に合わせてどちらのプランを選ぶべきか判断する基準
楽天最強プランのデータタイプの違いを徹底解説
楽天モバイルの主力プランである「Rakuten最強プラン」には、実は2つの入口が存在します。一見、どちらを選んでも同じ「最強プラン」の恩恵を受けられるように見えますが、その実態は「電話ができるかどうか」という単純な差だけではありません。ここでは、データタイプならではの特殊な仕組みや、契約前に絶対に把握しておくべき技術的な仕様の違いについて、どこよりも詳しく深掘りしていきます。
本人確認不要で即時開通できる契約の仕組み
楽天モバイルのデータタイプを語る上で、最も語られるべきポイントは、契約における「物理的な摩擦のなさ」です。通常、私たちがスマートフォンを契約する際には、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類(身分証)をスマホのカメラで撮影し、厚みや裏面までチェックされる「eKYC」というプロセスを通らなければなりません。しかし、データタイプはこのステップを大胆に省略できる仕組みを導入しています。
この簡略化を支えているのが、楽天グループの強固なエコシステムです。楽天カード会員であれば、カード入会時に行われた厳格な本人確認情報を楽天モバイル側が参照するため、改めて身分証をアップロードする必要がありません。これは、2023年に導入された「ワンクリック申し込み」という仕組みの延長線上にあります。eSIM対応のiPhoneやAndroid端末を使っているユーザーなら、思い立った瞬間に申し込みボタンを押し、コーヒーを一杯淹れている間に(最短3分で)通信回線が開通してしまうという、まさにデジタル時代の極致とも言える体験が可能になります。

なぜここまで手軽さを追求しているのか。それは楽天モバイルが、既存の「メイン回線」の乗り換えを促すだけでなく、タブレットや予備のスマホ、あるいは外出先でのテザリング用といった「2回線目需要」をターゲットにしているからです。身分証を引っ張り出す手間すらないというのは、忙しい現代人にとって非常に強力なメリットと言えるでしょう。
楽天カード非会員の場合の注意点
注意したいのは、すべての人がこの恩恵を受けられるわけではないという点です。楽天カードを保有していない場合や、楽天銀行の口座振替による確認が取れない場合は、データタイプであっても通常の本人確認フローを求められます。また、データタイプはもともと「手軽に試してもらう」ためのプランとして設計されているため、最初から本格的に使う予定であれば、後述するポイント還元の面でも通常タイプの方が有利になるケースがほとんどです。
データタイプの契約メリットまとめ
・楽天カードがあれば身分証の撮影・アップロードが不要
・eSIM利用なら最短3分で即時開通が可能
・2回線目やサブ機として「とりあえず使いたい」というニーズに最適
通話機能の有無と020番号による利用制限
通常タイプとデータタイプの最も本質的な違い、それは「電話番号の性質」にあります。通常タイプを契約すると、090、080、070といった、私たちが普段から慣れ親しんでいる11桁の携帯電話番号が付与されます。しかし、データタイプで付与される番号は、原則として「020」から始まる特殊な番号となります。
この「020」番号とは、総務省によってM2M(Machine to Machine)、つまり機器同士の通信(スマートメーターや車載デバイスなど)のために割り当てられた番号帯です。そのため、技術的な仕様として音声通話に必要なネットワークへのアクセス権限が与えられていません。つまり、スマホの受話器のアイコンを押して電話をかけようとしても、発信自体ができない構造になっているのです。
ここで多くの方が「LINE電話ができれば十分」と考えがちですが、無視できない重大なリスクがあります。それが「緊急通報(110番、119番、118番)」への発信が不可能であるという点です。データタイプは音声網を使えないため、火災や事件などの万が一の際に警察や消防に助けを求める手段が失われます。また、ナビダイヤルやフリーダイヤルへの発信もできません。メイン端末としてデータタイプを使うことが強く推奨されない最大の理由は、この「安全性の欠如」にあります。

総務省の番号割り当てルールについて
日本の通信番号制度において、020番号はデータ通信専用としての役割が明確化されています。(参照元:総務省『電話番号に関するQ&A』)。このように、国が定めたルールに基づいて運用されているため、「将来的にデータタイプで普通の電話ができるようになる」といったアップデートは、制度面でも技術面でも期待できません。
020番号の利用制限リスク
・標準の電話アプリを使った音声通話は一切不可
・110番/119番などの緊急通報への発信ができない
・0120(フリーダイヤル)や0570(ナビダイヤル)も使えない
SMS認証の可否と登録できないサービスの注意点
「データ通信専用プラン」と聞くと、ショートメッセージ(SMS)も使えないのではないかと思われがちですが、楽天モバイルのデータタイプは標準でSMS機能を搭載しています。これは非常に大きなポイントです。なぜなら、現代のインターネットサービスにおいて、SMSは連絡手段としてよりも「本人確認のキー」としての重要性が圧倒的に高いからです。
LINEのアカウント作成、Googleやメルカリの二段階認証、Uber Eatsの新規登録など、数多くのアプリがSMSによる認証を必須としています。楽天モバイルのデータタイプは、データ通信専用でありながらSMSの送受信が可能であるため、これらのサービスを通常通り利用し、新しいスマホでアカウントをセットアップすることが可能です。
しかし、ここでも「020番号」の壁が立ちはだかることがあります。一部の非常に厳格なセキュリティを敷いているサービス(特にネット銀行、大手キャリア決済、高度な金融系アプリなど)では、不正アカウントの作成を防止するために「M2M専用である020番号からのSMS認証を拒否する」という設定を独自に行っている場合があります。そのため、大多数のサービスでは使えますが、100%すべての認証をパスできるわけではないという点は「あくまで一般的な目安」として理解しておく必要があります。
LINEのアカウント作成について
LINEに関しては、現在も020番号での登録は基本的には可能ですが、LINE側のポリシー変更により今後制限がかかる可能性はゼロではありません。もし、仕事用やプライベート用で確実にアカウントを維持・作成したいのであれば、090/080/070番号がもらえる通常タイプの方が、将来にわたる安心感は高いと言えます。
SMS機能のポイント
・データタイプでもSMSの送受信は基本可能
・二段階認証などのコード受信にも対応している
・ただし、サービス提供側が020番号を制限している場合は認証できない
iPhoneやiPadで使う際のAPN設定手順
楽天モバイルのデータタイプを契約し、いざスマホやタブレットに入れてみたものの「インターネットに繋がらない」というトラブルは、実は非常に多いケースです。これは楽天モバイルの電波が弱いわけではなく、多くの場合、端末側の「APN(アクセスポイント名)」設定が正しく行われていないことが原因です。
楽天モバイルでセット販売されている端末であれば、SIMを挿しただけで自動設定される「自動APN」が効きますが、SIMフリーのiPhoneや他社で購入したiPadなどを利用する場合は、手動での設定、あるいはキャリア設定のアップデートが必要になります。特にiPhoneユーザーが最もハマりやすいのが、以前使っていた他社の「構成プロファイル」が残っているパターンです。これを削除しない限り、楽天モバイルのデータタイプは沈黙したままになります。

具体的な設定手順としては、まず「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」から、古い格安SIMなどのプロファイルを削除してください。その上で、最新のiOSにアップデートされていれば、ほとんどの場合で自動的に設定が完了します。もし手動入力を求められた場合は、以下の情報を正確に入力してください。
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| APN | rakuten.jp |
| APNタイプ | default,supl,dun |
| APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
| ベアラ | LTE(または指定なし) |
設定後は必ず「機内モード」のON/OFFを行うか、端末を再起動してください。これによりネットワークへの再接続が試行され、アンテナピクトに「4G」や「5G」の文字が表示されるはずです。
データタイプから通常タイプへの変更方法
データタイプをしばらく使ってみて、楽天モバイルの自社回線エリアの広がりや、パートナー回線を含めた「最強プラン」の繋がりやすさに満足し、「これをメインのスマホとして使いたい」「電話番号を載せ替えて本格運用したい」と思うようになるのは、非常に自然な流れです。実は以前、楽天モバイルではデータタイプから通常タイプへの直接的な「プラン変更」はサポートされておらず、一度回線を解約してから改めて通常タイプを契約し直すという、非常に手間と時間がかかる手順が必要でした。しかし現在は、システム改修により「my 楽天モバイル」アプリからオンラインで完結するアップグレードが可能になっています。
この変更手続きは、物理的なSIMカードの入れ替えを伴わない「eSIM」ユーザーであれば、最短で即日中に完了することもあります。手続き自体は非常にシンプルで、「my 楽天モバイル」内の契約プラン画面から数クリックで進めることができます。しかし、ここで絶対に忘れてはならないのが、「データ専用」から「音声通話付き」への変更には、法律に基づく厳格な本人確認が改めて必須になるという点です。データタイプ契約時に楽天カード会員情報の参照のみで身分証のアップロードをスキップしていた方も、このタイミングでは必ず運転免許証やマイナンバーカードなどの撮影・提出が求められます。これは、携帯電話不正利用防止法により、音声通話が可能な番号を付与する際には厳格な本人確認が義務付けられているためです。
SIMタイプ別の切り替えタイミングに注意
現在お使いのSIMの種類によって、通話が使えるようになるまでの時間が異なります。
- eSIMの場合:本人確認の審査が完了次第、プロファイルを再ダウンロードすることで、その日のうちに通話機能が有効になります。
- 物理SIMの場合:新しい電話番号に対応したSIMカードが郵送で届くのを待つ必要があります。配送期間中は元のデータ通信は使えますが、通話ができるようになるまで数日のタイムラグが発生します。
また、このプラン変更における注意点として、電話番号の完全な変更が挙げられます。データタイプで利用していた「020」から始まる番号は、あくまでデータ通信専用の番号であるため、プラン変更後は「090 / 080 / 070」のいずれかから始まる新しい番号が自動的に採番されます。元々の020番号のまま通話ができるようになるわけではない、という点は混乱しないように整理しておきましょう。なお、変更手続きのフローは以下の通りです。
| 手順 | 操作内容 | チェックポイント |
|---|---|---|
| STEP 1 | 「my 楽天モバイル」へログイン | 最新版アプリへのアップデートを推奨 |
| STEP 2 | 「契約プラン」>「プラン変更」を選択 | 「最強プラン(音声付き)」を選択 |
| STEP 3 | 本人確認書類のアップロード | AIによる本人確認(eKYC)が最速 |
| STEP 4 | 審査完了・開通手続き | 審査は通常数時間〜翌営業日に完了 |
プラン変更時の手数料について
楽天モバイルの大きな魅力の一つは、ユーザーの負担を極限まで減らした手数料体系にあります。データタイプから通常タイプへ変更する際の「プラン変更手数料」は0円です。また、これに伴う契約事務手数料も発生しません。このように、契約の変更自体に金銭的なコストがかからない点は、まさに「最強」の名にふさわしい柔軟性と言えるでしょう。
手数料は無料でも「キャンペーン」には要注意!
ここで最も気をつけたいのは、金銭的な手数料ではなく「ポイント還元の権利」です。楽天モバイルが新規契約者向けに実施している「他社からの乗り換えで14,000ポイント」といった大型キャンペーンは、基本的に「最初の契約」が音声付き通常タイプであることが条件となっている場合がほとんどです。データタイプから始めて後からプラン変更をした場合、それは「既存ユーザーのアップグレード」とみなされ、新規契約キャンペーンの対象外となってしまいます。
つまり、事務手数料が0円であっても、最初から通常タイプを契約していればもらえたはずの数万ポイントを受け取れないという「見えない損失」が発生するリスクがあります。もし、本格的に楽天モバイルをメイン回線にする可能性があるのなら、目先の手軽さに惑わされず、最初から通常タイプで申し込むのが最も経済的で賢い選択となります。自分にとって「今の利便性」と「将来のポイント還元」のどちらが重要か、一度立ち止まって検討してみてくださいね。

楽天最強プランとデータタイプの違いと損をしない結論
さて、機能面の違いを理解したところで、次は「お金(ポイント)」に関するよりシビアな違いを見ていきましょう。楽天モバイルの「データタイプ」というネーミングは、一見すると「データ通信に特化した、より安くて効率的なプラン」という響きを持っています。しかし、実際には月額料金は音声付きの通常タイプと1円も変わりません。ここに、多くのユーザーが気づかずにハマってしまう「機会損失」の罠が隠されているのです。
14,000ポイント等のキャンペーン対象外の罠
楽天モバイルが、赤字を覚悟で強烈なポイント還元を行っていることは有名です。「他社からの乗り換え(MNP)で14,000ポイントプレゼント」「初めての契約で6,000ポイントプレゼント」といったキャンペーンのバナーを、楽天市場やYouTubeの広告で見かけない日はありません。しかし、これらの広告の隅にある「詳細」をクリックすると、非情な一文が添えられています。
「※Rakuten最強プラン(データタイプ)は本キャンペーンの対象外です」
これはつまり、通常タイプを申し込めば14,000ポイント(14,000円相当)がもらえるはずの場面で、データタイプを選んでしまうだけで、その権利をすべて放棄することになるのです。データタイプと通常タイプは、月間のデータ使用量に応じた段階制料金(1,078円〜3,278円)が完全に同一です。全く同じ料金を毎月支払うのに、入口を間違えるだけで数万円分の損をしてしまう……。これは、お得にこだわりたいユーザーにとっては致命的な損失と言えるでしょう。

なぜ楽天側はデータタイプをキャンペーン対象外にしているのでしょうか。それは、データタイプがあくまで「本人確認すら面倒なユーザー向けの、極めて簡易的なお試し用」という位置付けだからです。楽天モバイル側も、本気でメイン回線として長く使ってくれるユーザーには通常タイプを契約してほしいと考えているのです。
キャンペーンに関する重大な警告
・紹介キャンペーン、MNP乗り換えキャンペーンはほぼすべてデータタイプ不可
・スマホ本体の値引き販売(セット割)もデータタイプは対象外
・「とりあえずデータタイプで始めて後から通常タイプに変えればポイントもらえる?」→もらえません。最初の契約がデータタイプである時点で、新規キャンペーンの権利を失うケースが多いです。
他社からMNP転入や転出ができない制度上の制約
スマートフォンの通信会社を乗り換える際、今使っている電話番号をそのまま引き継げる「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」制度は、今やモバイル業界の常識です。しかし、楽天モバイルのデータタイプを検討する上で絶対に避けて通れないのが、このMNP制度が一切利用できないという制度上の高い壁です。データタイプは「データ通信専用」という枠組みであるため、一般的な音声通話プランとは法的な扱いからして異なっています。
まず、現在ドコモやau、ソフトバンク、あるいはUQモバイルやワイモバイルなどの他社で利用している「090 / 080 / 070」から始まる電話番号を、そのまま楽天モバイルのデータタイプへ持ち込むことは不可能です。MNPはあくまで「音声通話用番号」をキャリア間で移動させるための仕組みであり、音声機能を持たないデータタイプはその対象外とされているからです。申し込み画面でどれだけ探しても「他社からの乗り換え(MNP)」という選択肢は出てこず、必ず「020」から始まる新しい番号を新規で発行する流れになります。もし、今の番号を捨てたくないのであれば、データタイプという選択肢はこの時点で消えることになります。
さらに見落としがちなのが、楽天モバイルから他社へ移りたくなった時の「転出(ポートアウト)」の制約です。データタイプで新しく付与された020番号を気に入って、メインの連絡先としてアプリ登録などに使い込んだとしても、将来的に別の魅力的なキャリアへその番号を持っていくことはできません。楽天モバイルのデータタイプを解約した瞬間に、その番号は永久に消滅します。これは長期的な視点でスマホ代を節約し続けたい人にとって、「出口戦略」が完全に封じられてしまうことを意味します。

MNPに関する「取り返しのつかない」注意点
・他社から今の番号を持ってデータタイプへ移ることはできません。
・データタイプで取得した番号を他社へ引き継ぐ(MNP転出)こともできません。
・「とりあえずデータタイプで始めて、後で他社へMNPすればいいや」という考えは通用しません。
番号の「資産価値」とライフサイクル
電話番号は、一度定着すると各種アプリの認証や友人・知人への連絡先として、一つの「資産」のような役割を持ちます。通常タイプであれば、数年後に他社がより安いプランを出した際にMNPで身軽に移動できますが、データタイプはその場限りの「使い捨て」に近い運用を強いられます。この柔軟性の欠如は、特にメイン端末としての利用において大きな足かせとなります。
以下の表で、通常タイプとデータタイプのMNPに関する違いを分かりやすく比較しました。自分の「今の番号」と「これからの番号」をどう扱いたいか、改めて整理してみてください。
| 項目 | 通常タイプ(音声付き) | データタイプ(専用) |
|---|---|---|
| 他社からのMNP転入 | 可能(今の番号を維持) | 不可能(常に新規発番) |
| 他社へのMNP転出 | 可能(番号を持って転出可) | 不可能(解約と同時に番号消滅) |
| 付与される番号帯 | 090 / 080 / 070 | 020(M2M専用番号) |
| 乗り換えの自由度 | 高い(キャンペーンも受けやすい) | 低い(固定的な利用に限定) |
結論として、MNPが利用できないということは、将来的な通信コスト最適化のチャンスを逃すリスクを孕んでいます。スマホ業界は変化が激しく、半年後にはまた別の会社が魅力的なキャンペーンを打ち出すかもしれません。その時に「番号が変わるのが嫌だから乗り換えられない」という状況に陥らないためにも、少しの手間を惜しまず通常タイプを選んでおくことが、賢いデジタルライフの送り方だと言えるでしょう。
知っておきたい豆知識
020番号は、総務省によって「人間同士の通話を想定しない機器用」として整理されています。そのため、MNPという「人間が番号を持ち運ぶための制度」の適用外となっているのです。仕組みを理解すれば、なぜここまで不自由なのかが納得できますね。
Rakuten Linkで国内通話無料にならない理由
楽天モバイルを語る上で欠かせない最強の武器が、専用アプリ「Rakuten Link(楽天リンク)」です。このアプリ最大の特徴は、RCS(Rich Communication Services)という技術を用いることで、国内通話が24時間いつでも、何度かけても無料になるという点にあります。固定電話や他社のスマートフォン、さらには仕事で使うフリーダイヤル以外への発信も対象となるため、これを目当てに楽天モバイルを契約する方は非常に多いでしょう。しかし、ここで絶対に知っておくべき残酷な事実があります。それは、最強プランの「データタイプ」契約者は、Rakuten Linkを使った無料通話の恩恵を一切受けることができないという点です。
技術的な背景を少し掘り下げると、Rakuten Linkによる通話は通常の電話回線(回線交換方式)ではなく、インターネット回線(パケット通信)を利用して音声をやり取りしています。そのため、「データ通信ができるプランなら通話もできるはずだ」と考えるのは非常に論理的な推測です。しかし、楽天モバイルのサービス設計上、「Rakuten Linkによる無料通話」という特典は、あくまで音声通話権限を持つ「通常タイプ(音声付き)」の契約に紐付いた付加価値として定義されています。たとえアプリをインストールしてログインできたとしても、データタイプのSIMが挿入されている状態では、通話ボタンがグレーアウトして押せなかったり、発信しようとしても「この機能はご利用いただけません」といったエラーが表示されたりする仕様になっています。
「自分は電話番号での通話はしないからデータタイプで十分」と考えている方でも、いざという時の店舗予約や役所への問い合わせ、あるいは宅配便の再配達依頼など、意外と「電話番号」が必要になるシーンは生活の中に潜んでいます。通常タイプであれば、これらの通話料をすべてRakuten Linkで「タダ」にできるのに対し、データタイプではそもそも発信すらできないため、別途IP電話サービスなどを契約して追加料金を払う必要が出てきます。月額料金が1円も変わらない以上、この強力な無料通話の権利を自ら放棄するメリットは、正直に言って皆無だと言わざるを得ません。
データタイプで「通話」をしようと考えている方へ
・Rakuten Linkでの発信・着信は一切できません。
・相手がRakuten Linkを使っていても、あなたには電話をかけられません。
・データ通信のみの契約なので、標準電話アプリでの通話も当然不可です。
データタイプにおけるRakuten Linkの役割と制限
それでは、データタイプ契約者にとってRakuten Linkは全く無意味なアプリなのでしょうか? 厳密に言えば、メッセージ(チャット)機能や、楽天モバイルのキャリアメールである「楽メール」の送受信などは利用可能です。しかし、メインのコミュニケーションツールとして使うにはあまりに制約が多く、通常タイプのような「電話代を極限まで削る」という使い方は不可能です。以下の比較表で、プランごとのRakuten Linkの挙動の違いを整理しました。
| 機能 | 通常タイプ(音声付き) | データタイプ(専用) |
|---|---|---|
| 国内通話(発信・着信) | 無料(一部除く) | 利用不可 |
| SMS(送受信) | 無料 | 可能(有料の場合あり) |
| 楽メール(@rakumail.jp) | 利用可能 | 利用可能 |
| 楽天ポイント管理機能 | 利用可能 | 利用可能 |
このように、機能の充実度には天と地ほどの差があります。特に、データタイプにおけるSMSの扱いは、Linkを使わずに端末標準のメッセージアプリで送信すると料金が発生するケースもあり、非常に紛らわしいのが現状です。さらに、現在実施されている多くの新規入会キャンペーンでは、「Rakuten Linkを使って10秒以上の通話を行うこと」がポイント付与の条件になっていますが、データタイプではそもそも通話ができないため、この条件を達成できず数万ポイントをドブに捨てることにも繋がりかねません。
知っておきたい豆知識
Rakuten Linkは、認証時に「SIMカードに書き込まれた音声契約情報」を確認しています。そのため、Wi-Fi環境であっても、データタイプのSIMが入っている限り通話機能はロックされます。逆に、通常タイプならWi-Fiさえあれば地下など電波の届きにくい場所でもクリアな通話ができるというメリットがあります。この「通信品質を補完する機能」も、データタイプでは享受できないのです。
結論として、スマホで利用することを少しでも考えているなら、Rakuten Linkをフル活用できる通常タイプを選ぶのが正解です。電話番号を持たない自由よりも、いつでもどこへでも無料で電話ができる自由の方が、現代のスマホライフにおいては圧倒的に価値が高いと言えるでしょう。正確な最新仕様については、必ず楽天モバイル公式のRakuten Link詳細ページで確認することをおすすめします。
ネットが繋がらない時の原因と対処法まとめ
「楽天モバイルは繋がらない」という噂を聞いて不安になっている方もいるかもしれませんが、現在の楽天最強プランはパートナー回線(au回線)の無制限利用や、プラチナバンドの順次導入によって、通信品質は劇的に向上しています。もし、データタイプを契約してネットに繋がらないのであれば、それは「エリアの問題」よりも「設定や端末の問題」である可能性が高いです。
特にAndroid端末を使っている場合、楽天回線の特定の周波数に対応していない古い海外スマホなどを流用しようとすると、アンテナが立たないことがあります。楽天モバイルを快適に使うためには、対応バンドであるBand 3(楽天自社回線)およびBand 18/26(パートナー回線)に対応していることが必須条件です。また、最近では衛星通信との干渉を抑えた新技術の導入も進んでおり、通信環境は日々アップデートされています。詳しくは楽天モバイルの公式サイトにある「サービスエリア」マップを確認し、自分の住んでいる場所が濃いピンク色に染まっているかをチェックしましょう。
万が一繋がらない時は、前述のAPN設定の確認に加えて、「ネットワーク設定のリセット」を試してみるのも有効な手段です。ただし、これを実行すると保存していたWi-Fiのパスワードなども消えてしまうため、最終手段として検討してください。

楽天最強プランのデータタイプの違いと推奨の選び方
ここまで、楽天最強プランにおける通常タイプとデータタイプの違いを、重箱の隅をつつくように詳しく解説してきました。最後に、あなたがどちらを選ぶべきか、私の結論をズバリお伝えします。
「迷ったら、絶対に通常タイプを選んでください。」
理由は極めてシンプルです。「基本料金が全く同じだから」です。同じ月額1,078円(〜3,278円)を支払うのに、データタイプを選ぶと、数万円分のポイントをもらい損ね、110番に通報できる安心感を捨て、Rakuten Linkの無料通話という最強の武器を放棄することになります。あまりにも「捨てているもの」が多すぎます。
データタイプを選んでも良いのは、「楽天カードを今すぐ用意できて、数分以内にネット環境が必要な、一時帰国中の人やイベント用端末の用意が必要な人」だけです。それ以外の99%のユーザー、特にスマホに入れて使うことを想定している方は、通常タイプこそが「最強」の名にふさわしい真のプランです。手間と言っても、身分証の写真を数枚撮るだけのこと。その数分が、後の数万ポイントという大きな果実となって返ってきますよ。

最終的なプラン選択基準
・通常タイプ:スマホで使う人全員、ポイントが欲しい人、緊急通報が必要な人、MNPを考えている人
・データタイプ:楽天カードを持っていて今すぐ開通したい人、ポイントはどうでもいい人、完全に使い捨てのサブ回線でいい人
契約前には、自分が使いたいスマホが楽天モバイルで動くかどうか、公式サイトの確認ページを必ずチェックしておきましょう。また、キャンペーンの条件は月ごとに細かく変わるため、最終的な申し込みの際は楽天モバイルの最新情報を必ずその目で確かめてから進めてくださいね。
あなたの通信ライフが、楽天最強プランでより快適で、そして賢いものになることを願っています!