auひかりの導入を検討し始めると、まず気になるのが家の中にある光コンセントの状態ですよね。マンションや戸建てに引っ越した際、壁にそれらしき端子を見つけて「これってau ひかりの光 コンセントなのかな?」と疑問に思う方も多いはずです。実は、この小さな差し込み口があるかどうかで、開通までにかかる期間や工事費の負担、さらには将来解約するときの撤去費用まで大きく変わってきます。事前に正しい知識を持っておかないと、思わぬ出費に驚いてしまうこともあるかもしれません。この記事では、初心者の方でも迷わず判別できるように、光コンセントの種類や探し方、そして知っておくべきお金のルールについて、実体験を交えながら詳しくお伝えします。

この記事のポイント
- 光コンセントの形状からわかる種類と見分け方のコツ
- 部屋の中で光コンセントが見つかりやすい場所の法則
- 派遣工事と無派遣工事の違いが生じる具体的な条件
- 高額になりがちな撤去費用を回避するための最新ルール
auひかりの光コンセントの種類と自宅での見つけ方
auひかりを利用するためには、電柱から引っ張ってきた光ファイバーの終着点である「光コンセント」が不可欠です。まずは、ご自宅の壁にどんなタイプのものが付いているのか、あるいはこれから付けることになるのかを確認していきましょう。
壁にある一体型と分離型ローゼットの違いと特徴

光コンセントには、見た目によって大きく分けて「一体型」と「分離型」の2種類があります。一体型光コンセントは、新築マンションや築浅の戸建てに多く見られるタイプで、電気のコンセントやテレビ端子、電話ジャックなどがまとまっている「マルチメディアプレート」の中に組み込まれています。壁の中に配管があらかじめ通っているため、見た目が非常にスッキリしており、インテリアの邪魔にならないのが最大のメリットです。プレートの表面には「光」あるいは「光コンセントSC」という文字が刻印されているので、それを目印に探してみてください。
一方で、後から光回線を導入した既設住宅によく見られるのが分離型光コンセント(光ローゼット)です。こちらは壁から露出した小さな白いボックス状の器具で、エアコンのダクトや壁に開けた小さな穴から引き込んだ光ファイバーを固定するために使われます。壁にネジで留められていることが多く、一体型に比べると存在感がありますが、配置の自由度が高いという側面もあります。どちらのタイプであっても、中には「SCコネクタ」と呼ばれる光通信専用の接続ポートが隠されており、そこからONU(回線終端装置)へ信号を送る役割を担っています。どちらが付いていても通信速度自体に優劣はありませんが、一体型の方が断線リスクが低く、メンテナンス性に優れていると言えます。
マンションや戸建てで設置場所を探す際のポイント

家の中でau ひかりの光 コンセントが見当たらない場合、闇雲に探すのではなく「通信機器が集まりそうな場所」を絞り込んでチェックするのが効率的です。最も一般的なのはリビングルームのテレビボード裏や、固定電話を置くためのジャック付近です。また、パソコンデスクを置くことを想定した書斎スペースに設置されていることもあります。もしこれらで見つからない場合は、壁の上部に注目してください。エアコンの配管を利用して線を引き込んでいる場合、エアコンの室内機付近に分離型のコンセントがポツンと設置されていることがあります。
見落としがちな隠れた設置場所
- クローゼットや物入れの中(情報分電盤がある場合)
- 玄関の靴箱の上や内部(マルチメディアボックス内)
- キッチンカウンターの側面や下部の目立たない位置
特に最近の高機能マンションでは、「マルチメディアボックス」という箱の中に、光コンセントや電源、各部屋へのLAN配線がすべて集約されていることがあります。玄関周りや廊下の収納スペース、あるいはウォークインクローゼットの中に、ブレーカーのような白い箱がないか確認してみてください。その中身を確認することで、部屋全体にどのようにネットが配信されているかが一目で分かります。自分で探してもどうしても見つからない場合は、建物の管理会社や大家さんに「光配線の引き込み口はどこですか?」と問い合わせてみるのが一番の近道です。
別の設備と間違えないための識別方法と確認のコツ

壁にある端子はどれも似たような形をしているため、慣れていないと別の設備を光コンセントだと思い込んでしまうことがあります。最も間違いやすいのが「LAN」と記載された差し込み口です。これはマンション内で共通のネット回線を分配しているLAN配線方式のもので、直接ONUを繋ぐことはできません。また、単なる電話用のモジュラージャック(TELと記載されているもの)も、遠目には似て見えるので注意が必要です。
本物の光コンセントを見分ける最大のポイントは、「光」という漢字の刻印があるか、または差し込み口が横長でシャッター状のフタがついているかです。光コンセントの内部には、非常に繊細な光ファイバーの末端が収められており、ホコリや光の漏洩を防ぐためにシャッター構造になっているのが一般的です。もし以前の住人がauひかりを使っていた形跡があれば、そこにケーブルが残っていることもあります。確信が持てないときは、スマホのカメラで接写して確認したり、懐中電灯で刻印を照らしてみたりすると判別しやすくなります。誤ってLANジャックに無理やり光ケーブルを差し込もうとすると、機器の破損に繋がる恐れがあるため、必ず形状をよく確認するようにしましょう。
5ギガや10ギガの超高速通信を支える光配線方式
auひかりが提供している「5ギガ・10ギガ」という驚異的なスピードのサービス。これを利用するための大前提となるのが、宅内まで光ファイバーが直接届いている「光配線方式」です。マンションにお住まいの場合、建物の設備によっては部屋までの配線が電話線(VDSL方式)やLANケーブル(LAN配線方式)になっていることがありますが、これらの方式では物理的な制約により、光配線方式ほどの速度は出せません。光コンセントが壁にあるということは、その建物が光配線方式に対応しているという強力な証拠になります。
光配線方式は、他の方式に比べて外部からのノイズに強く、データのロスが極めて少ないという特徴があります。これにより、家族全員が同時に動画視聴やオンラインゲームを楽しんでも、速度が低下しにくい安定した環境が実現します。ただし、建物自体の導入状況によっては、たとえ光コンセントがあってもVDSL方式のプランしか選べないという特殊なケースも稀に存在します。ご自身の住戸がどのプランに対応しているかは、auひかりの公式サイトにあるエリア判定ツールで郵便番号を入力して確認するのが最も確実です。
ONUとホームゲートウェイを正しく接続する手順

光コンセントの位置が特定でき、回線の開通日が決まったら、次は機器の接続作業です。auひかりから送られてくるONU(回線終端装置)とホームゲートウェイを用意しましょう。まず、光コンセントのシャッター部分に光ケーブルを差し込みます。コネクタには向きがあるため、手応えを確かめながら「カチッ」と音がするまで確実に奥まで押し込んでください。中途半端な差し込みは通信断絶の原因になります。
光ファイバー取り扱いの厳守事項
光ファイバーは非常に細いガラスでできています。急角度に曲げたり、上に重いものを置いたりすると、目に見えないひび割れが生じて通信ができなくなります。また、コネクタの先端から出ている光は目に見えませんが、強力なエネルギーを持っているため、絶対に直視しないでください。網膜を傷める危険性があります。
ケーブルが繋がったら、ONUの反対側とホームゲートウェイの「WAN」ポートをLANケーブルで接続します。最後にACアダプターをコンセントに差し込み、5〜10分ほど待機しましょう。機器正面の「電源」「通信」「光入力」といった各ランプが安定して緑色に点灯すれば設定完了です。もし赤色のランプが点灯したり、いつまでも点滅が止まらない場合は、配線の緩みや局内工事の未完了が疑われます。その際は一度コンセントを抜き差しして再起動を試みるか、カスタマーセンターへ連絡して状況を確認してもらいましょう。
auひかりの光コンセント導入時の工事や撤去費用
光回線の導入にあたって、避けて通れないのがお金の話です。初期費用としての工事費はもちろん、将来解約するときにどれくらいのコストがかかるのか、全体像を把握しておくことで安心して利用を開始できます。
派遣工事と無派遣工事の判断基準と開通までの流れ
auひかりの開通工事には、技術者が自宅にやってくる「派遣工事」と、機器の接続のみを自分で行う「無派遣工事」の2パターンがあります。どちらになるかの決定権はユーザーではなく、KDDI側の設備判断によります。基本的には、以前の住人がauひかりの設備(光ファイバーと光コンセント)をそのまま残して退去しており、その設備に物理的な不具合がない場合に限り、無派遣工事が適用される可能性があります。無派遣であれば、立ち会いの手間もなく、最短1〜2週間程度でネットが使えるようになるので非常にスムーズです。
しかし、戸建て住宅への新規導入や、設備が撤去済みのマンションでは、必ず派遣工事が必要となります。派遣工事では、電柱から建物への引き込み、宅内への通線、光コンセントの設置、そして専用の測定器を用いた開通確認までを一気に行います。壁への穴あけが必要になることもありますが、基本的には既存の配管を活用するため、大きなキズが残ることは稀です。工事当日は立ち会いが必要になるため、あらかじめスケジュールを確保しておきましょう。また、土日祝日の工事を指定すると、追加で3,300円(税込)の割増料金が発生する点も覚えておくと余計な出費を抑えられます。
気になる初期費用や実質無料キャンペーンの仕組み

auひかりの初期費用として最大の壁となるのが標準工事費です。戸建てタイプで41,250円、マンションタイプで33,000円(税込)と、他のネット回線と比較してもやや高めに設定されています。しかし、安心してください。多くのプロバイダ経由で申し込むことで、この工事費を「実質無料」にできる強力なキャンペーンが用意されています。
| タイプ | 標準工事費 | 分割期間の目安 | 割引の仕組み |
|---|---|---|---|
| 戸建て(ホーム) | 41,250円 | 35ヶ月間 | 月額料金から工事費分を毎月割引 |
| マンション | 33,000円 | 23ヶ月間 | 月額料金から工事費分を毎月割引 |
ここで重要なのは「実質」という言葉の意味です。工事費そのものが無料になるわけではなく、分割払い金と同額を毎月の利用料金から割り引くことで、最終的な支払い合計をゼロにするという仕組みです。つまり、分割払いの期間中に解約してしまうと、割引がその時点で終了し、残りの工事費が一括で請求されてしまいます。長期利用を前提にしているなら問題ありませんが、短期間で引っ越す可能性がある場合は注意が必要です。
解約時の撤去費用を31,680円にしないための知識

auひかりの戸建て(ホームタイプ)を利用する上で、以前から「解約時の撤去費用が高すぎる」という声が多く聞かれました。かつては解約時に光ファイバーの撤去が法律や規約で義務付けられており、問答無用で31,680円(税込)を支払う必要があったからです。しかし、ユーザーからの強い要望と総務省による消費者保護ルールの強化を受け、2022年7月1日以降の契約分からは「撤去が任意」となりました。
現在のルールでは、解約時に「設備を残したままにする」ことを選択すれば、この高額な撤去費用は一切かかりません。設備を残しておけば、次にその家に住む人が無派遣工事でauひかりを利用できるというメリットもあります。ただし、賃貸物件で原状回復を命じられた場合や、どうしても壁の穴や線をなくしたいという理由で撤去を希望した場合には、引き続き31,680円の費用が発生します。また、2018年3月から2022年6月の間に契約した方は、当時の規約に基づき撤去が必須となっている場合があるため、ご自身の契約プランがどちらに該当するか、auのマイページから「契約内容」を事前に確認しておくことが非常に重要です。(出典:総務省『電気通信事業法施行規則等の一部改正について』)
賃貸物件で原状回復を求められた時の適切な対処法
マンションやアパートなどの賃貸物件でauひかりを利用している場合、退去時のルールを決めるのは回線事業者(KDDI)だけでなく、建物の所有者である大家さんや管理会社です。たとえauひかり側で「撤去はしなくてもいいですよ」と言ってくれたとしても、管理会社から「入居時の状態に戻してください(原状回復)」と指示されれば、それに従わなければなりません。
大家さんへの交渉のススメ
退去が決まったら、まずは管理会社に「光コンセントが設置されていますが、残したままでも良いでしょうか?」と相談してみましょう。「次の入居者が工事なしで高速ネットを使えるようになるため、物件の付加価値が上がりますよ」とポジティブな理由を添えて伝えると、意外とあっさり残置を許可してくれるケースが多いです。これで3万円以上の出費を回避できる可能性があるなら、試さない手はありません。
もしどうしても撤去が必要になった場合でも、auひかり以外の他社回線へ乗り換えるのであれば、その乗り換え先が撤去費用を補填(キャッシュバック)してくれるキャンペーンを実施していることもあります。こうした制度をうまく活用することで、実質的な自己負担をゼロに抑えるリスクヘッジが可能です。

NTTの設備を再利用できるホームSタイプの利点
auひかりには「ホームS」と呼ばれる、少し特殊なプランがあるのをご存知でしょうか。これはKDDI独自の光ファイバーではなく、NTT東日本・西日本の「フレッツ光」の設備を借りて提供されるタイプです。このプランの最大のアドバンテージは、壁に「NTTロゴ」の入った光コンセントがある場合、それをそのまま利用できる点にあります。
すでにドコモ光やソフトバンク光などの「光コラボ」を利用している戸建て住居なら、新たに外壁へ穴を開けたり、電柱から線を引き込み直したりする手間が一切かかりません。工事自体も宅内作業なしの「局内切替」だけで済むことが多く、工事費も通常のauひかりより安く設定されています。独自の高速網にこだわりがなければ、このホームSタイプを選択することで、導入のハードルをグッと下げることができます。手続きには「事業者変更」ではなく「新規申し込み」扱いになる場合が多いなど、少し複雑なルールもあるため、申し込み時に「NTTの光コンセントがありますが、ホームSは使えますか?」と窓口で相談してみるのがおすすめです。
快適なauひかりの光コンセント運用のためのまとめ
ここまで、au ひかりの光 コンセントに関する種類、探し方、そして気になる費用面について網羅的に解説してきました。光コンセントは単なる壁のパーツではなく、私たちのデジタルライフを支える高速道路の「インターチェンジ」のような存在です。その種類(一体型か分離型か)や、正しい接続方法、そして何よりお金に関する最新のルールを把握しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、賢くお得にauひかりを使いこなすことができます。
特に、2022年の規約改定によって撤去費用の負担が任意になったことは、これから導入する方にとって非常に大きな追い風です。引っ越しの際も、管理会社との交渉次第でコストをゼロにできる可能性があります。もしあなたが今、導入を迷っているなら、まずは自宅の壁を確認し、エリア判定を行ってみてください。そして、高額なキャッシュバックや工事費無料キャンペーンを賢く利用して、最高のインターネット環境を手に入れてくださいね。申し込みの際は、最新の情報を確認するために公式サイトや信頼できる代理店のページを必ずチェックしましょう。

本記事の重要ポイントおさらい
- 光コンセントは「光」の文字やシャッター付きの差し込み口が目印
- 設置場所はリビングだけでなく、玄関のマルチメディアボックス内も要チェック
- 工事費はキャンペーンで実質無料になるが、解約時の「残債」には注意が必要
- 2022年7月以降の契約なら、解約時の撤去は「任意」なので費用負担を回避できる
- 不明な点があれば、KDDI公式サイトや各プロバイダのサポート窓口を活用する
※この記事の内容は2024年現在の情報を基にしています。光回線のプランや費用、キャンペーン内容は随時変更される可能性があるため、最終的な判断の際は必ず公式サイトでの確認や、オペレーターへの相談を行ってください。
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